自由な空~ACを乗り越える~

心の整理としてAC克服できるまで書いてみようと思いました。

家に来た男、変わっていく自分

1人目はメガネの人だった。

まるで私たちの家を我がもののように

寝そべって、必ずあんま(マッサージ)を

母にしてもらってた。

きっかけは精神科で

母が入院中に仲良くなったらしい。


最初の頃は、

お菓子やなかよしを買ってきてくれてたから

そこそこ仲良くしてたが

なんかどんどんものに釣られてる感じがして

嫌悪感に変わっていった。

自分の家のようにする姿も嫌だった。


母がいない時に完全拒否したら来なくなった。


2人目はテレビの調整で来てくれた人。

元々母の同級生らしい。

妻子持ちだし突然来なくなった。

何があったのかは知らない。


3人目が史上最悪のおじさん。

パチンコ屋でであったらしい。

ある有名な暴力団の人。

グロい映像のものやキモいビデオがあった。

それらを何故か見せられた。

もちろん暴力団関係のも。

何故か父が布団をナフコで買った時期から

父が母の名義で布団を購入し

多額の借金があるとして返済を強要させてた。

この人とは、

長く一緒に暮らさなきゃならない状況で

暴力、性的、精神の虐待を長くに受けてた。

母は完全にこの人と結婚すると言ってた。

反抗すれば蹴られ、

性的なことで機嫌取らなきゃ

自由はなかった。

母もこの人と出会ってから

暴力が増えた。

髪の毛は引っ張られる、殴る蹴るは当たり前。

髪はいつしか短く切るようになった。

今思えばストレスと

髪を引っ張られないようにするために

キノの旅の主人公並みの短さにしてた。

元々綺麗なストレートだったらしいが

天パと間違われるほどくせっ毛になった。

食事だけはまともに貰えた。

この人と暮らしだしてから

恋愛禁止、ドラマアニメ禁止、

門限は夕方6時(守らないと外出禁止)、

高校から携帯持たせてもらったけど

基本家で電話禁止、必ずサイレント。

母やこの男が携帯使いすぎと思えば強制没収。

たとえ1分でも長いと思えば1週間の没収。


遊びに行くのでさえどこに行くか誰と何するか

こと細かく言わなきゃダメだった。


そして、周りには親戚のおじさんと言わなきゃいけない。

母の病気を盾に虐待は続いた。

母も結婚の邪魔者と思ったのか

暴力は収まることなかった。


もちろん、

どんなにテストでいい点数とっても、

表彰されても、

「次はもっと」と言われて育った。

素直に褒められたのは

人生で1度ぐらいしかない。

それは結局、母の世間体を守るための道具。

父を見返すための道具に過ぎなかった。


これが当たり前になったら

もう抵抗も口答えもしなくなった。

勉強さえめんどくさく、

学校では真面目にするだけ。

フィギュアで遊ぶくせが

中三まで抜けなかった。

高校では吹奏楽部に没頭してた。

そして、作り笑いしかしなくなった。

怒りを忘れてしまった。

涙は出るのになぜ泣いてるのか

分からないこともあった。

人間関係が上手くいかないことも、

当たり前と思うようになった。

怒られたら黙りするようになり

手を上げる仕草を見るだけで

無意識に頭をかばうようになった。